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ルーテル学院大学

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序章

『「ルーテル」の使命』

「ルーテル」とは、あの16世紀ドイツの宗教改革者ルターの信仰に由来するという意味を持っています。500年にわたる「ルーテル」教会は、世界中に広がっていますが、人々が本当に神様の愛によって真実の「安心」と「希望」を与えられ、互いに支え合う社会を実現するための確かな「責任」を担うことへと生かされていくように神様の心(みことば)を伝えていくことを大切な使命としてきました。具体的には「ルーテル」教会はその伝道を「社会福祉」の働きにいち早く着手し、社会のなかで弱い立場におかれている人たちのための具体的な働きを生み出していきました。また、さまざまな社会の課題を確かに担っていく市民の育成のためには何よりも「教育」が大切と考えて、学校を建てたくさんの人材を育ててきました。

これが「ルーテル」の「特徴」であり、「伝統」です。日本では1893年に、九州の佐賀で最初のルーテル教会の活動が始まりますが、熊本に拠点を移して、20世紀に入るとすぐに教育のための学校をつくり、そして、また社会福祉の施設を建てていきます。宣教師たちは、その時に、日本でこの「ルーテル」の働きを続けていくために、一番大切なことはこの伝統を引き継いでいくための日本人の「牧師」「キリスト教の指導者」の養成であると考えたのです。

1909年、教会にとってというばかりではなく、教育や福祉という働きの責任を担う人材を養成するために「路帖(ルーテル)神学校」がたてられました。現在の「ルーテル学院」は、この「ルーテル」の使命を大学と神学校において実現しています。

神学校として

現代の私たちは、個人的にも社会全体においても、先行きの不透明感に包まれています。ことにも、3.11以後は、不安や恐れまた希望の見えない状況が弱い立場にある人々に襲いかかっているようです。私たちに本当に必要な「安心」と「希望」を取り戻し、私たち自身の人生を創り、社会を再生していく「責任」を生きるためには何が必要なのでしょう。 「ルーテル」は、神様の心(みことば)が一人ひとりに働くことこそが人間を本当に生かすものであるという、イエス・キリストの福音(喜びの知らせ)に確信をもって、その使命を実現させてきました。

神学校は、その神様の心(みことば)を深く学び、伝え、分かち合うための人材を養成し続けています。

教育目的は「心と福祉と魂の高度な専門家を養成する」。学校名の「ルーテル」は宗教改革の中心人物マルティン・ルターからきている。大学の東門の塀には、ルターの言葉「自分の ためでなく、隣人のために生きて、仕える生に神の祝福があるように」がドイツ語で書かれている。日本福音ルーテル教会と日本ルーテル教団が創立の母体であり、両教団の牧師を養成するための神学校である日本ルーテル神学校を併設している。なお、熊本の九州ルーテル学院大学とは姉妹校の関係にある。

2014年4月より、1学部1学科5コース制へ改編された。

福祉相談援助コース
地域福祉開発コース
子ども支援コース
臨床心理コース
キリスト教人間学コース
建学の精神
「キリストの心を心とする」

場所

  • Tokyo

    3 Chome-10-20 Osawa, Mitaka-shi, 181-0015, Tokyo

    プログラム

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